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World of Coffee Brussels
🍸
2026

World Coffee in Good Spirits Championship

Finals Presentation Analysis — 6 Finalists

Brussels Expo, BelgiumJune 25–27, 2026
⚠️ 本資料は決勝プレゼンテーションの文字起こしを元にAIを使用して作成。聞き取り困難な箇所(ブランド名・農園名・数値の一部)は推定を含みます。ABVは代表的な酒の度数からの概算(2杯分レシピ→1杯換算・推測)です。正確性は元動画・公式リザルトをご確認ください。

2026 WCIGS ファイナル概要

2026年のワールドコーヒーイングッドスピリッツはWorld of Coffee ブリュッセル(6月25–27日)で開催され、中国のAndy Philein(Liu Zhanhong)が優勝。宇宙をテーマにしたコールドカクテル「Saturn」とアイリッシュコーヒー「Afterglow of the Cosmos」の2杯で頂点に立った。2位は小籠包とパイナップルケーキで台湾文化を翻訳したSion Wu、3位には日本のAkira Zushi(KOFFEE MAMEYA Kakeru)が入った。自身の過去成績(2018年12位・2019年14位)を大きく超えるだけでなく、これまで日本勢最高だった2017年ブダペスト大会Yukari Suzukiの6位を上回る日本勢歴代最高位の快挙となった。今年の決勝を象徴するのは「Kavalan 6/6」——全員が台湾Kavalanをアイリッシュに採用(2026年のスポンサー指定スピリッツ・うち5名がトリプルシェリーカスク)。加えて、魚のスープ・小籠包・北京ダックなどセイバリー(旨味・塩味)とローカル文化の物語化が完全にメインストリーム化した。コーヒーはコロンビア産が5/6、抽出はスイッチ式・マグネティックスターラーなど再現性重視の手法が主流だった。

ファイナルラウンド 競技ルール要点

【予選(Round One)】2部構成:①スピリットバー=抽選で決まるスポンサー提供の酒・食材(最低10ml使用)で、準備5分+競技6分のうちに同一のミクソロジードリンクを2杯製作。②ステージプレゼンテーション=自作のコーヒーカクテルをプレゼン付きで提供。
【ファイナル】準備10分+競技10分で、アイリッシュコーヒー2杯+デザイナードリンク2杯(温冷自由・計4杯)を製作・提供し、最高得点者がワールドチャンピオンに。
【アイリッシュコーヒーの定義】コーヒー+ウイスキー・砂糖・無香料の乳クリームで構成。ウイスキーは国籍・銘柄・熟成年数を問わず自由(酒類スポンサーがいる年は指定銘柄必須。2026年のスポンサースピリッツはKavalan——公式スポンサー一覧には未掲載だが、現地観戦者からの聞き取りで確認)。コーヒーと抽出方法も自由で、エスプレッソマシンは主催者が用意、フィルター器具は各自持込(公式Rules & Regulations 2026より)。

ファイナル&予選 スコア一覧

WCC公式リザルト(Public Rankings PDF)より。WCIGSはWBrCと異なり内訳非公開の単一スコア制。会社/所属名は公式リザルト表記のまま掲載。

順位選手所属ファイナル
スコア
🥇 1Andy Philein(Liu Zhan Hong)Fonterra🇨🇳 China418.5
🥈 2Sion WuBrown Study🇹🇼 Chinese Taipei358.5
🥉 3Akira ZushiKOFFEE MAMEYA Kakeru🇯🇵 Japan348.0
4Serene YuSmay Coffee🇦🇺 Australia320.0
5Dmitrii ShkliarovOverhead Coffee Restaurant🇮🇩 Indonesia301.0
6Ricky ChanMercury Recalls🇭🇰 Hong Kong SAR297.0

予選ラウンド(23名+DQ2名中上位6名が決勝進出)と比較すると、Andy Philein・Sion Wuは予選から一貫して1・2位を維持した一方、Akira Zushiは予選5位から決勝3位へ順位を上げた

選手予選順位予選スコア決勝順位変動
Andy Philein1位560.50🥇 1位
Sion Wu2位497.50🥈 2位
Serene Yu3位456.504位▼1
Dmitrii Shkliarov4位452.005位▼1
Akira Zushi5位451.50🥉 3位▲2
Ricky Chan6位449.006位

※予選は23名中、7位Suki Ma(スイス・438.50)まで僅差。決勝はスコア差が拡大し、優勝Philein(418.5)は2位Wu(358.5)に60点差をつけた。

🥇

Andy Philein(Liu Zhanhong)

🇨🇳 ChinaChampion — 2026 World Coffee in Good Spirits Champion

Finals — Andy Philein (China)

Theme — 「宇宙旅行:土星の環と、コスモスの残光」

「今夜見上げた星の光は約4年前のもの」という宇宙のロマンから始まる、決勝で最も詩的な構成。1杯目のコールドカクテル「Saturn」は土星の環——ロシュ限界で砕けた衛星の欠片が美しい環になる物語——を「人生で運命を感じたら、何かを賭けてでも動け」というメッセージに重ね、2杯目のアイリッシュ「Afterglow of the Cosmos」はボイジャー1号が撮った「ペイル・ブルー・ドット」を下敷きに「宇宙は冷たいが、コーヒーを一口飲めば温かくなる」と展開。カール・セーガンの「我々は星屑でできている。我々は宇宙が自らを知るための存在だ」で締める。コーヒーはパナマ・Finca Deborah「Savage」コレクションのナチュラル・ゲイシャ(ロット名Parabola=放物線。「すべてに上りと下りがある」という名がテーマと共鳴)を2杯で使い分けた。物語・素材・構成の三位一体が最高評価を呼び込んだ優勝プレゼンテーション。

COLD

Saturn

Finca Deborah「Parabola」ゲイシャ × フィノシェリー × ライチ × 月面ジン
コーヒー
🇵🇦 パナマ Finca Deborah(Savage)ナチュラル・ゲイシャ「Parabola」— 森の赤果実・マンゴー・ベリーとチョコの余韻
抽出
バルブ式プアオーバー 10g / 80℃・80g / 30秒でバルブ開→収量60g → 氷10gで急冷
提供温度
約10℃ / クープ系グラス / 「銀のようなテクスチャーと軽いマウスフィール」
形式
シェリー主導の低温カクテル——自ら「ほぼバンブーカクテル」と言及する古典への目配せ
ABV ≈ 10–11%(推測・シェリー15%/リキュール20%等の代表値)

2杯分→1杯推測:シェリー22.5ml×15%+ライチ15ml×20%+ジン2.5ml×44%+ブランデー2.5ml×40%+ミキサー = 約8.6ml / 約80ml(氷融解込み)

レシピ(2杯分・判明分)
1
ベルギー産カクテルミキサー 5ml — クエン酸+リンゴ酸主体。安定したフルーティな酸の土台
2
フィノ・ドライシェリー 45ml — エレガントな発酵果実香の主軸
3
ライチリキュール 30ml — 広州の地元ブランド(順昌源系・低温発酵ライチ)でフローラルを増幅
4
ムーンジン(ベルギー)5ml — 蒸留時に月隕石を浸す「宇宙由来」のジン。柑橘とスパイス
5
ピスタチオブランデー 5ml + Scrappy's ラベンダービターズ 2dash — ナッツの厚みと花の香りで「環」を閉じる
👅
宣言フレーバー
レッドチェリー・発酵果実のアロマ→軽くソフトな口当たりと柑橘→コーヒーのベリー→白ぶどう様の長い余韻。
🧪
テクスチャーへの影響
80℃低温抽出+急冷:渋みを抑えたクリーンな酸で「銀のような」軽い質感を実現。サービングタリー(定量提供):プロのバーでも自宅でも同じ味を再現できる一貫性を宣言——優勝者の実装性アピール。
Tasting Notes
レッドチェリー発酵果実柑橘ベリー白ぶどう(余韻)
IC

Afterglow of the Cosmos

同ゲイシャ × Kavalan × デメララ × 「メロンアイス」クリーム
コーヒー
同 Finca Deborah「Parabola」ゲイシャ — アイリッシュでは「もうひとつの顔」を提示
抽出
バルブ式プアオーバー 36g(細挽き)/ 90℃・340g / 50秒でバルブ開→収量260g
提供温度
45〜47℃(コーヒー55℃ × クリーム10℃)— 「メロンアイスクリーム」の口当たりを再現
ABV ≈ 4.5〜5%(推測・スコッチ銘柄は聞き取り不明瞭)

2杯分→1杯推測:Kavalan 15ml×40%+スコッチ5ml×43% = 約8.2ml / 約175ml(コーヒー130+シロップ22.5+クリーム)

レシピ(2杯分)
1
Kavalan ウイスキー 30ml(台湾)— トロピカルフルーツを増幅
2
スコッチウイスキー 10ml(銘柄は聞き取り不明瞭)— 蜂蜜とスパイスの気品
3
デメララシロップ 45ml(砂糖1:水1の伝統製法)— テロワールの甘さを強調
4
Anchor ホイッピングクリーム 35% — 10℃のチルドフロートで「冷たい宇宙」を再現
👅
宣言フレーバー
1口目=メロンアイス様の冷たいクリーム+レッドチェリー → カラメル・チョコレート → ベリーとクリーミーなカカオの余韻。
🧪
テクスチャーへの影響
55℃×10℃の温度コントラスト:「宇宙は冷たいがコーヒーは温かい」というテーマそのものを口内温度差で体験させる設計。クリームの脂肪分35%が「アイスクリーム様」の厚みを担保。
Tasting Notes
メロンアイスクリームレッドチェリーカラメルチョコレートカカオ(余韻)
🥈

Sion Wu

🇹🇼 Chinese Taipei2nd Place

Finals — Sion Wu (Chinese Taipei)

Theme — 「自分の文化をカクテルに:小籠包とパイナップルケーキ」

各国でゲストシフトをするたびに現地の食文化から着想を得てきた経験を反転させ、「今日は自分の文化を届ける」という宣言でスタート。1杯目は仕事終わりのコンフォートフード小籠包を「豚骨スープ+生姜のセイバリー」で再構築したホットカクテル、2杯目は台湾土産の定番パイナップルケーキをアイリッシュコーヒーに翻訳した。小籠包型の特注カップと蒸籠の蓋、「蓋を開けて香りを立たせてから飲む」という体験設計、湯煎+ファイヤーローリングの古典技法——モダンと伝統を往復しながら、「アジアのフルーツ文化を深夜のカフェ・バーへ」という実装ビジョンまで語る、テーマパーク的完成度のプレゼンテーションで2位に入った。

HOT

小籠包トディ

コロンビア・ゲイシャ(XOプロセス)× 豚骨ジンジャーサリン
コーヒー
🇨🇴 コロンビア産ゲイシャ / XOプロセス(長期発酵)— クランベリーの酸とウォームスパイスの余韻
抽出
20g : 210g・95℃・2分 / 冒頭10秒攪拌 / HiFlux高速ペーパー+フラットベッドドリッパー
提供温度
52℃ — 生姜の香りとレーズン・ドライクランベリーの均衡点
形式
小籠包型カップ+蒸籠の蓋。プリバッチ可能な深夜営業向け設計
ABV ≈ 6%(推測)

2杯分→1杯推測:コニャック5ml×40%+バーボン10ml×46% = 約6.6ml / 約105ml(コーヒー87.5+シロップ・サリン)

レシピ(2杯分)
1
Martell NCF コニャック 10ml(ノンチルフィルター)— ドライフルーツと葡萄の香りで酸を橋渡し
2
Larceny バーボン 20ml — 小麦バーボン=小籠包の「皮」の隠喩。蜂蜜様の甘さ
3
シンプルシロップ 20ml — 全体のバランス
4
豚骨ジンジャーサリン 8ml — 豚骨スープ+塩+生姜ペースト2%。「小籠包の魂」のスープの旨味
5
湯煎+ファイヤーローリング — アルコールの角を除去し、香味を保ったまま一体化
👅
宣言フレーバー
生姜・レーズン・ドライクランベリー・蜂蜜の甘さ+旨味とセイバリーな余韻 / ミディアムボディ・ラウンド。
🧪
テクスチャーへの影響
ファイヤーローリング:火をまとわせながら容器間を往復させ、アルコールの刺激を飛ばして口当たりを丸くする古典技法。蒸籠の蓋:開けた瞬間に蒸気とアロマが立ち上がる「小籠包が来た」体験の再現装置。
Tasting Notes
生姜レーズンドライクランベリー蜂蜜旨味・セイバリー
IC

パイナップルケーキ・アイリッシュ

ナチュラル・ゲイシャ × 野生蜂蜜 × Kavalan+Larceny
コーヒー
🇨🇴 コロンビア産ナチュラル・ゲイシャ(農園名は聞き取り不明瞭)— パイナップルとピーチのトロピカル&ストーンフルーツ
抽出
40g : 350g・95℃ / ブルーム後10秒攪拌・2分 — パイナップルの甘さを主役化
提供温度
コーヒー55℃ × クリーム5℃
ABV ≈ 5%(推測)

2杯分→1杯推測:Kavalan 10ml×40%+Larceny 15ml×46% = 約10.9ml / 約210ml(コーヒー145+蜂蜜20+クリーム)

レシピ(2杯分)
1
故郷の野生蜂蜜シロップ 40ml — コーヒーと合わさり「パイナップルジャム」の風味に変化
2
Kavalan トリプルシェリーカスク 20ml — レーズン香がコーヒーと合わさり「ドライアプリコット」へ
3
Larceny バーボン 30ml — アメリカンオーク由来のバニラで甘い余韻
4
フレッシュダブルクリーム — コーヒーと合わさり「バター香のパイ生地」の印象に
5
マグネティックスターラーで混和 — 密度の異なる材料を完全に一体化
👅
宣言フレーバー
1口目=パイナップル・花蜂蜜・バニラ・バター香のペイストリー(ミディアムボディ・クリーミー)/ 2口目=ドライアプリコット・パイナップルジャム。
🧪
テクスチャーへの影響
マグネティックスターラー:比重の異なるシロップ・スピリッツ・コーヒーを撹拌ムラなく均一化——「どの一口も同じ味」を機械で保証する再現性設計。55℃×5℃:温かい液体と冷たいクリームの対比で「焼き菓子+アイス」の食感連想を誘導。
Tasting Notes
パイナップル花蜂蜜バニラバター香ペイストリードライアプリコット
🥉

Akira Zushi

🇯🇵 Japan / KOFFEE MAMEYA Kakeru3rd Place — 2018年12位・2019年14位を経て3度目の挑戦で表彰台(日本勢歴代最高位)

Finals — Akira Zushi (Japan)

Theme — 「視点で価値は変わる:花瓶か、顔か」

「この絵は花瓶に見えるか、顔に見えるか」——ルビンの壺の図を掲げ、同じものでも視点によって価値が変わることをスペシャルティコーヒーカクテルの本質に重ねた。実際に同一のコーヒー(コロンビア・ゲイシャの窒素置換嫌気ナチュラル)を2杯で使い分け、エスプレッソ×ミルクの「チョコレートケーキ」と、ドリップ×ウイスキーのアイリッシュで全く別の顔を見せる構成。山崎蒸溜所貯蔵の梅酒・イチジク葉インフューズ米焼酎・麹シロップなど日本で入手しやすい和素材で組み立て、「オンラインで買える」実装性まで担保。素材ごとに「梅酒→葡萄の酸を増幅」「VSOP→バナナへ変換」「イチジク葉→シナモンを生成」と変換先を明示する“翻訳表”型の説明が、フレーバーの正確性評価と好相性だった。「視点を変えれば価値は無限だ」という結びで、自身の2018年・2019年を大きく上回る3位入賞——2017年Yukari Suzukiの6位を超える日本勢歴代最高位を果たした。

WARM

チョコレートケーキ(デザートカクテル)

エスプレッソ × 山崎貯蔵梅酒 × 麹シロップ × ミルク
コーヒー
🇨🇴 コロンビア Finca Negrita(聞き取り)ゲイシャ / ナイトロフラッシュ(窒素置換)嫌気ナチュラル — 葡萄の酸とチョコレート
抽出
エスプレッソ 19g→40g — 葡萄の酸・甘さ・チョコ感を凝縮
提供温度
スチームで54℃に加温→提供50℃ / トールグラス
形式
デザートカクテル——「チョコレートケーキ」を液体で再構築
ABV ≈ 5〜6%(推測・梅酒14%/焼酎25%等の代表値)

2杯分→1杯推測:梅酒7.5ml×14%+VSOP 7.5ml×40%+焼酎5ml×25% = 約5.3ml / 約93ml(エスプレッソ20+ミルク45+他)

レシピ(2杯分)
1
山崎蒸溜所貯蔵 梅酒 15ml — 葡萄様の酸を増幅
2
レミーマルタン VSOP 15ml — 洋梨様の香りが酸を和らげ「バナナ」の新フレーバーに変換
3
イチジク葉インフューズ米焼酎 10ml — 1.5%のイチジク葉を冷凍庫で1週間浸漬→「シナモン」様の香りを生成
4
麹シロップ 15ml — 米由来の旨味が甘さの骨格を構築
5
ミルク 90ml — スチームで一体化しスムース&クリーミーに
👅
宣言フレーバー
チョコレート・シナモン・バナナ / ミディアムウェイト・スムースな口当たり。グラスから直接どうぞ、と飲み方も簡潔。
🧪
テクスチャーへの影響
スチーム加温(54℃):ミルクの微細泡がエスプレッソの油分と乳化し、「ケーキのスポンジ」を思わせる軽い厚みを付与。麹シロップ:糖に加えアミノ酸系の旨味が入り、甘さの輪郭を低甘度でも太く見せる。
Tasting Notes
チョコレートシナモンバナナクリーミー
IC

Irish Coffee

Cleverドリップ × ライチ蜂蜜シロップ × Kavalan+12年ウイスキー
コーヒー
同一ロットのゲイシャをドリップで——オレンジ・葡萄・チョコレートの「別の顔」
抽出
Cleverドリッパー / 46g : 360g・90℃ / 10秒攪拌 — 甘さと果実味を最大化する比率
提供温度
液体50℃ × クリーム5℃
ABV ≈ 4〜4.5%(推測・12年ウイスキーはRedbreast 12と推定)

2杯分→1杯推測:Kavalan 15ml×40%+12年 7.5ml×40% = 約9ml / 約215ml(コーヒー150+シロップ22.5+クリーム)

レシピ(2杯分)
1
Kavalan トリプルシェリーカスク 30ml — オレンジのフレーバーを「パイナップル」へ変換
2
12年熟成ウイスキー 15ml(銘柄は聞き取り不明瞭・Redbreast 12と推定)— 葡萄を「レーズン」へ深化
3
ライチ蜂蜜シロップ 45g — 黒糖+水+ライチ花蜂蜜を煮詰め「アップル」の新フレーバーとフローラルな甘さを付与
4
47%ヘビークリーム(日本製) — 高脂肪ながら軽いテクスチャー
👅
宣言フレーバー
パイナップル・アップル・レーズン / ミディアムウェイト・スムース。同一豆の「もうひとつの顔」で主題を回収。
🧪
テクスチャーへの影響
47%高脂肪クリーム:脂肪球の密度で薄層でも崩れないフロートを実現しつつ、日本のクリーム特有の軽い口溶けで重さを回避。Clever浸漬:高濃度でも角の立たない丸い抽出がウイスキーの熟成感と同調。
Tasting Notes
パイナップルアップルレーズンバニラ(クリーム)
4th

Serene Yu

🇦🇺 Australia4th Place

Finals — Serene Yu (Australia)

Theme — 「Rice:米が語る、香港からオーストラリアへの帰属の物語」

幼少期に香港からオーストラリアへ移住した自身にとって「米」は家族と帰属の象徴。その米に物語を語らせる——アイリッシュ(過去)からウォームドリンク(現在)へ。コーヒーは両杯ともコロンビア・チローソ種(Finca Las Flores・Jhoan Vergara / 乳酸菌80時間発酵+35℃36時間のサーマルショック)で、マンゴー・ミント・生姜・カルダモン・ジャスミンという植物的な複雑さを核に据えた。北京ダックに着想したセイバリーカクテル、玄米茶×甘酒のフォーム、鴨脂+海鮮醤ウォッシュのウイスキー、キュウリ×柚子×日本酒の逆スフェリフィケーション球体——今大会で最も技巧密度の高い設計でありながら、「全材料はアジア食材店で調達可能・プリバッチ可能」という実装性も担保。「移住後の私を静かに支えた母は、このアイリッシュの米の成分のよう」という感情の核が全体を貫いた。

IC

Rice Irish Coffee

チローソ × Kavalan+Redbreast 12 × ユーカリ蜂蜜+玄米シロップ
コーヒー
🇨🇴 コロンビア Las Flores チローソ / V60 Switch・約1:9.8・95℃ / 30秒攪拌・浸漬計1分 / 44g : 430g — 植物的トロピカルとダークチョコの余韻
抽出
高濃度浸漬(1:10未満)— ウイスキー2種に負けない骨格
提供温度
トップ9℃のクリーム × ベース50℃ → 2口目以降48℃で一体化していく温度物語
ABV ≈ 4%(推測・数量は宣言値)

2杯分→1杯推測:Kavalan 12.5ml×40%+Redbreast 12.5ml×40% = 約10ml / 約248ml(コーヒー160+シロップ22.5+クリーム40)

レシピ(2杯分・宣言値)
1
Kavalan トリプルシェリーカスク 25ml — 亜熱帯熟成のスパイスとダークフルーツ→「プルーン」の新ノートとチョコの余韻延長
2
Redbreast 12年(シングルポットスチル)25ml — スパイスドバナナがKavalanとチローソを結び「トフィー」を生成
3
ブルーガム(ユーカリ)蜂蜜シロップ 30ml — チローソのミントを「ユーカリ」へ拡張する豪州固有種の蜂蜜
4
玄米シロップ 15ml — 粘性と香ばしい米のニュアンス
5
チローソ・フィルターコーヒー 320ml + ベルギー産クリーム35% 80ml
👅
宣言フレーバー
1口目(トップ9℃)=リッチ・クリーミー・スムース、ベース50℃はシロッピーでミルクチョコとバニラ / 2〜3口目(48℃)=ベルベットの質感でプルーン・ユーカリ・カルダモン・チョコレート。
🧪
テクスチャーへの影響
玄米シロップ:グルコース系の粘性で「シロッピー→ベルベット」の質感遷移を設計。3口の温度物語(9℃→50℃→48℃):クリームが折り込まれていく過程そのものを評価タイムラインに割り当てる、口内で完成するレシピ。
Tasting Notes
ミルクチョコバニラプルーンユーカリカルダモン
WARM

Rice Breaker(北京ダック・セイバリー)

鴨脂+海鮮醤ウォッシュ・ウイスキー × チローソシュラブ × 甘酒フォーム
コーヒー
同チローソ / 23g : 220g(V60 Switch・同法)— 赤果実の甘さとスパイス感 / ドリンクにはコーヒー120ml+フィルター原液20ml
提供温度
ベース36℃+20℃の軽いフォーム(玄米茶1:甘酒5)— ミディアム・シロッピー→ミディアムライト・シルキーへ遷移
形式
北京ダック着想のセイバリー。炒り米ガーニッシュ/触感のある陶器の茶杯/キュウリ×柚子×日本酒の球体(2口目後のお口直し)
ABV ≈ 7〜8%(推測・ライスワイン12%等の代表値)

2杯分→1杯推測:モルト10ml×46%+コニャック10ml×40%+紫米酒10ml×12% = 約9.8ml / 約125ml

レシピ(2杯分)
1
赤ワイン樽モルトウイスキー 20ml鴨脂8%+海鮮醤6%でファットウォッシュ→セイバリーな赤ぶどうが「八角」の新ノートへ
2
チローソ・シュラブ 50ml — チローソのオレオサッカラム1:甘酢2。ベリー様の酸で輪郭とクラリティ
3
紫米の甘口ライスワイン 20ml — 小豆トフィー様の性格でチョコの下支え
4
Maxime Trijol XO コニャック 20ml(聞き取りに基づく推定)— マーマレードとドライフルーツ→「クランベリー」の新ノート
5
玄米茶×甘酒フォーム(1:5)+炒り米ガーニッシュ — トーストした米の香りの層
👅
宣言フレーバー
スイートブラウンライス・カルダモン・八角・ミント / ソフトでセイバリー、赤果実とスパイスの甘さ。
🧪
テクスチャーへの影響
ファットウォッシュ(鴨脂8%):脂肪由来の厚みと艶を液体に移し、濾過後も残る「ローストの記憶」がセイバリーの説得力に。逆スフェリフィケーション球体:キュウリ×柚子×日本酒のパレットリセットを2口目後に配置——コース料理の設計思想。
Tasting Notes
スイートブラウンライスカルダモン八角ミントサワーベリー(シュラブ)
5th

Dmitrii Shkliarov(ディミ)

🇮🇩 Indonesia5th Place

Finals — Dmitrii Shkliarov (Indonesia)

Theme — 「ヨーロッパの構造 × インドネシアの発酵」

ヨーロッパに生まれ、現在はインドネシアに暮らす自身の二重性をそのまま2杯に落とし込んだ構成。ヨーロッパで学んだ「構造・バランス・苦味・アペリティーボ文化」と、インドネシアで発見した「トロピカルな発酵・スパイス・豊かなテクスチャー」を、1杯目のウォームアペリティフと2杯目のアイリッシュで往復する。コースターに「Europe → Indonesia」の旅路を刷り、ジャワ島に由来する品種「Java」をコロンビアから選んで物語を接続、ソルガム糖・グレープコンブチャなど発酵素材を随所に配置。「すべてバッチ準備でき、レストランで速く一貫して提供できる」という実務目線も一貫していた。ブリュッセルの地でヨーロッパ側の記憶(温かいアペリティフ・アマレーナチェリー)を出す構成は会場との親和性も高かった。

WARM

Warm Aperitif

中部ジャワ・リベリカ × グレープコンブチャ × ヴェルモット
コーヒー
🇮🇩 中部ジャワ産リベリカ / ダブルモスト自然発酵(前回発酵の果汁を再利用し微生物活性を強化)— パイナップル・グアバ・ラズベリー
抽出
Hario Switch / 25g(中粗挽き): 210g・94℃ / 40秒攪拌→スイッチ開 / 計約1:30
提供温度
43℃ / クープグラス / アマレーナチェリーのガーニッシュ
形式
欧州アペリティフ文化の温翻訳——食前の苦味と酸を「温かく」提供
ABV ≈ 4〜5%(推測・ヴェルモット量未明示)

2杯分→1杯推測:コニャック10ml×40%+ヴェルモット(推定15ml×16%)= 約6.4ml / 約140ml(コーヒー・コンブチャ含む)

レシピ(2杯分・判明分)
1
自家製ホワイトグレープ・コンブチャ — 白ぶどう+ソルガム糖を48時間発酵→濾過
2
イタリア産ヴェルモット — フローラルで軽い苦味。構造とエレガンス担当
3
Martell NCF コニャック 20ml — アプリコットと柑橘。発酵と苦味構造の橋渡し・長い余韻
4
ワインエアレーターで仕上げ — 香りを開かせ一体化
👅
宣言フレーバー
ブラッドオレンジ・チェリー・洋梨のコンポート / ミディアムボディ・ジューシー。「1口→チェリーを食べる→2口目」の順を指定。
🧪
テクスチャーへの影響
ワインエアレーター:提供直前に空気を含ませ、43℃帯で最も揮発するエステル香を立ち上げつつ口当たりを軽くする。コンブチャの微炭酸・酢酸:ジューシーさの輪郭を作る「発酵の酸」として、柑橘系の酸と役割分担。
Tasting Notes
ブラッドオレンジチェリー洋梨コンポートジューシー
IC

Irish Coffee

コロンビア「Java種」× ソルガム糖 × Kavalan+Teeling
コーヒー
🇨🇴 Finca Las Flores「Java」種・嫌気性発酵 — ジャワ島由来の品種名がインドネシアへの物語を接続。マンゴーの鮮やかな果実酸
抽出
38g : 360g・94℃ / 40秒攪拌(甘さとマンゴーのトロピカル性を強調)
提供温度
コーヒー50℃ × クリーム6℃(アイリッシュ+フレンチの自家配合クリーム)
ABV ≈ 5.5%(推測)

2杯分→1杯推測:Kavalan 10ml×40%+Teeling 17.5ml×46% = 約12.1ml / 約220ml(コーヒー150+シロップ22.5+クリーム)

レシピ(2杯分)
1
Kavalan トリプルシェリーカスク 20ml(40%)— キャンディプラム系の熟成香
2
Teeling スモールバッチ 35ml(46%)— ラムカスク由来のドライフルーツがJava種のパイナップル感と呼応
3
ソルガム糖シロップ 45ml(1:1)— 白糖より深いカラメル。インドネシアのデザート的甘さへ接続
4
アイリッシュ+フレンチの配合クリーム — 重量とテクスチャーの二軸を調整
👅
宣言フレーバー
1口目=マジパン / 2口目=マンゴー・チェリー・ラズベリー。温かいコーヒーがトロピカルを、冷たいクリームがシルキーさを担当。
🧪
テクスチャーへの影響
2種クリームの自家配合:アイリッシュ系(重さ)とフレンチ系(きめ)を混ぜ、フロートの持続時間と口溶けを別々に制御。ソルガム糖:モラセス様の粘度が「デザートの厚み」を付与し、マジパン様の第一印象を支える。
Tasting Notes
マジパンマンゴーチェリーラズベリーカラメル(ソルガム)
6th

Ricky Chan

🇭🇰 Hong Kong SAR6th Place

Finals — Ricky Chan (Hong Kong SAR)

Theme — 「香港の集合的記憶:夕食前のスープと、夕食後のバー」

香港の人々が共有する「小さな瞬間」——夕食前の温かいスープ、夕食後のバーホッピング——を2杯のコーヒーカクテルに翻訳。1杯目は母が作ってくれたヒラメとトマトの魚スープを再構築したセイバリーカクテル「Memory」、2杯目は一日の終わりのアイリッシュコーヒー。両方の土台として、マグネティックスターラーによる「オートスターリング抽出」を提唱し、「忙しいバーでも誰でも一貫した抽出ができ、接客に時間を使える。器具はオンラインで簡単に買える」という実務価値を強調。ドライフルーツ・チェリー・ウォームスパイスのコニャックで魚の旨味とアールグレイの甘さを繋ぐ設計や、「香りを嗅いでから2秒ずつ余韻を待って2口」という飲み方指定など、ホスピタリティの解像度が高い。「ブリュッセルで共有した今日この瞬間が、あなたの温かい記憶になりますように」という結びまで、テーマの「記憶」が貫通した。

WARM

Memory(セイバリーカクテル)

SL28 × ヒラメのスープ × アールグレイ × コニャック
コーヒー
🇨🇴 コロンビア産 SL28・自然発酵 — 濃い赤果実・繊細なフローラル・キャンディ様の甘さ(2杯共通)
抽出
オートスターリング法:磁気スターラー2000rpm / 22g(中細挽き): 140g・94℃・1:40 → ペーパー濾過
提供温度
50℃(旨味が最も開く温度)/ 香港の伝統的な陶器のスープボウル(保温+広口でアロマが立つ)
形式
香港式魚スープのセイバリー翻訳——「夕食前の一杯」
ABV ≈ 4%(推測・コニャック銘柄は聞き取り不明瞭)

2杯分→1杯推測:コニャック10ml×40% = 約4ml / 約103ml(コーヒー57+リダクション25+シロップ10)

レシピ(2杯分)
1
ヒラメのリダクション 50ml — 干しヒラメ1:トマト10:水10を1時間浸漬→濾過。旨味と赤果実ノートを増幅
2
アールグレイシロップ 20ml — 茶葉1:砂糖10:水10(15分)。コーヒーを持ち上げ魚の塩味と均衡
3
コニャック 20ml — ドライフルーツ・チェリー・ウォームスパイスで全体を接続
4
スチームで50℃へ — 混和と加温を同時に
👅
宣言フレーバー
レーズン・プラム・カカオニブ・旨味 / ラウンドな口当たり。「香りを嗅いでから、2秒ずつ余韻を待って2口」という飲み方指定。
🧪
テクスチャーへの影響
魚介リダクションのグルタミン酸/イノシン酸:旨味が口内の滞留感を作り、低ABVでも「厚い」印象を与える。広口スープボウル:香りの立ち上がり面積を最大化し「家庭のスープ」の記憶を喚起する器選び。
Tasting Notes
レーズンプラムカカオニブ旨味
IC

Irish Coffee

同法抽出 × Kavalan 60ml(今大会最大量)× 無加水糖
コーヒー
同一のSL28 / オートスターリング法:42g : 400g・94℃・2000rpm・1:10
提供温度
全体55℃(コーヒーベース60℃+クリーム5℃)— スムースで柔らかい口当たりに最適化
クリーム
日本産ホイッピングクリーム35% — バニラ様の甘さと軽さで素材を通す
ABV ≈ 5.5%(推測)

2杯分→1杯推測:Kavalan 30ml×40% = 約12ml / 約215ml(コーヒー165+クリーム+砂糖=無加水)

レシピ(2杯分)
1
Kavalan トリプルシェリーカスク 60ml — 3種のシェリー樽熟成。コーヒーと合わさり「ラムレーズン」へ(今大会最大の使用量・単独構成)
2
日本産きび砂糖 38g — 水を足さず溶ける=希釈ゼロで甘さを構築
3
35%ホイッピングクリーム(日本) — バニラの甘さ・全素材を透過させる軽さ
👅
宣言フレーバー
1口目=ラムレーズン・バニラ / 2口目=チェリー・スイートグレープ・ウォームスパイス、クリーミーでスムース。
🧪
テクスチャーへの影響
無加水の砂糖選定:シロップ化せず直接溶かすことで希釈を排除し、コーヒー濃度とウイスキー60mlの強度を正面から受け止める設計。オートスターリング:高攪拌の均一抽出でボディを太らせ、単独ウイスキー構成の骨格を支える。
Tasting Notes
ラムレーズンバニラチェリースイートグレープウォームスパイス

2026 WCIGS ファイナル 統括分析

順位選手コーヒーウォーム/コールドアイリッシュの酒
🥇Philein 🇨🇳🇵🇦 Finca Deborah「Parabola」ゲイシャコールド「Saturn」(シェリー×ライチ)Kavalan 30+スコッチ 10
🥈Wu 🇹🇼🇨🇴 ゲイシャ×2ロット小籠包トディ(豚骨ジンジャーサリン)Kavalan TSC 20+Larceny 30
🥉Zushi 🇯🇵🇨🇴 ゲイシャ(1豆2役)チョコケーキ(Esp+梅酒+麹+牛乳)Kavalan TSC 30+12年 15
4thYu 🇦🇺🇨🇴 チローソ(1豆2役)北京ダック「Rice Breaker」(鴨脂ウォッシュ)Kavalan TSC 25+Redbreast12 25
5thShkliarov 🇮🇩🇮🇩 リベリカ+🇨🇴 Java種温アペリティフ(グレープコンブチャ)Kavalan TSC 20+Teeling 35
6thChan 🇭🇰🇨🇴 SL28(1豆2役)魚スープ「Memory」(セイバリー)Kavalan TSC 60(単独)
🥃 潮流1 — 「Kavalan 6/6」:スポンサー指定スピリッツの使いこなし勝負

優勝のPhileinから6位のChanまで、全員がアイリッシュコーヒーに台湾Kavalanを使用(うち5名はトリプルシェリーカスク)。ただしこれは自由選択ではなく、2026年のアイリッシュコーヒー・スポンサースピリッツがKavalanだったため(公式スポンサー一覧には未掲載・現地観戦者からの確認情報)。それでも使用量は20〜60mlと3倍の開きがあり、5名がLarceny・Redbreast・Teeling等の2本目を重ねて個性を構築。「シェリー樽由来のレーズン/ドライフルーツがコーヒーの果実味を『ラムレーズン』『ドライアプリコット』『プルーン』へ変換する」という説明がほぼ全員で共通しており、2023・2024年のKavalanスポンサー時代と同じ「指定銘柄の解釈力」勝負が戻った年となった。

🍜 潮流2 — セイバリーの主流化と「食のカクテル化」

豚骨スープ(Wu・2位)、ヒラメのスープ(Chan)、北京ダック+鴨脂ウォッシュ(Yu)と、6人中3人が旨味・塩味を主役級に配置。しかも全員が「郷土の食の記憶」を物語の核にしており、単なる奇抜さではなくアイデンティティの表現手段としてのセイバリーという文脈が確立した。フォーム・逆スフェリフィケーション・ファットウォッシュなどモダンミクソロジー技法の浸透も顕著。一方で優勝したPhileinは旨味系を使わず「宇宙×シェリー」の透明な構成——セイバリー全盛の中で、あえて古典(バンブー)の美学を貫いた点は示唆的だ。

☕ 潮流3 — コロンビア5/6と「1豆2役」

コーヒーはコロンビアが5/6(ゲイシャ3・SL28・Java種・チローソ)。優勝のPhileinだけがパナマ(Finca Deborah)だった。Zushi・Chan・Yuの3名は同一ロットを2杯で使い分け、「視点/文脈で同じ豆の別の顔を見せる」構成を採用。抽出はHario Switch系・磁気スターラー・Cleverなど、バーテンダーが再現しやすい浸漬系が主流で、「誰でも同じ味を出せる」再現性の言語化が評価の土台になっている。

🌡️ 潮流4 — 温度設計の精密化

提供温度の明示が全員に共通:ウォーム系は36〜55℃、コールドは約10℃、クリームは5〜10℃。特にYu(トップ9℃→ベース50℃→一体化48℃の3段階)とPhilein(55℃×10℃で「メロンアイスクリーム」再現)は、口内での温度変化そのものをレシピ化した。「何度で何が起きるか」を宣言する文化が完全に定着し、2022–2025年から続く精密化トレンドの到達点となった。